開発のあいまに: WPF

2019年2 月17日 (日)

WPF StaticResourceとDynamicResourceの初期化

WPFのStaticResourceは動的に値を変更できないと書かれている記事が多いですが、アプリケーション起動時にstaticコンストラクタから変更できます。

国際化する必要があり、StaticResourceのパフォーマンスが求められる場合で、尚且つ、対応言語分のXAMLやResource.resxファイル以外に、xmlやdatの独自言語ファイルを用意する必要がある場合、アプリケーション起動時にstaticコンストラクタで言語ファイルを読み込んで、各WPF画面のStaticResourceに展開するということが可能です。

StaticResourceサンプル

MainWindow.xaml

Disp.cs

public static class Disp
{
    public static string str { get; private set; } = "あああ";

    static Disp()
    {
        str = "いいい";
    }
}

DynamicResourceサンプル

App.xaml

MainWindow.xaml

MainWindow.xaml.cs

/// <summary>
/// MainWindow.xaml の相互作用ロジック
/// </summary>
public partial class MainWindow : Window
{
    public MainWindow()
    {
        InitializeComponent();

        App.Current.Resources["localizedMessage"] = "テスト";
    }
}

2019/02/17 10:45:17 | C#, WPF, XAML

2018年11 月27日 (火)

テストメソッドからWPFメインスレッドの処理を実行する場合

NUnitのテストメソッドを実行しているスレッドと、メインスレッドは違う。
この影響で、Application.Current.Dispatcher.CheckAccess() が false になり、UIをテストメソッドから処理すると例外が発生する。
Application.Current.Dispatcher.CheckAccess() がtrueになり、UI操作できるようにするには、System.Windows.Application.Current.Dispatcher.Invoke()から処理を実行する必要がある。


using System.Windows;

[Test]
public void WPF_MainUiThreadTest()
{
    new Application();

    Application.Current.Dispatcher.Invoke(() =>
    {
        if (Application.Current.Dispatcher.CheckAccess())
        {
            // ここにUI操作処理を書く
            var a = "";
        }
    });
}

NUnitプロジェクトの参照に下記３つを、事前に追加しておく必要あり。

PresentationCore
PresentationFramewort
WindowsBase

2018/11/27 23:43:47 | C#, NUnit, Visual Studio 2017, WPF, テスト

2018年7 月 7日 (土)

XAMLを編集する前にはソリューション全体をリビルドしておくのが無難

App.xamlの<Application.Resources>にResources.resxの参照を追加した際、インテリジェンス入力支援の候補に「Settings」は表示されるのに「Resources」は表示されず、直書きすると「名前 "Resources" は名前空間 "clr-namespace:WpfApp1.Properties" に存在しません。」が表示される場合、ソリューション全体をリビルドすると、「Resources」も候補に表示されるようになる。