分析型戦略論は、主に1980年前後まで展開されてきた。
それらは、分析的アプローチによって経営戦略の合理的モデルを析出しようとしたものであり、分析型戦略論と呼ばれている。
分析型戦略論は長い間、経営戦略論の中心にあり、さまざまな戦略モデルと精巧な手法が開発されて来たが、企業側では「戦略計画は役に立たない」「PPMのいっていることは、非現実的で単なる数字合わせ」という声が聞かれ、分析型戦略論の限界が指摘されるようになった。
それは、トップマネジメントないしは戦略スタッフが排他的に戦略を策定し、戦略に合わせて実行手段としての組織を設計すると考えられたいたため、多様な人々が戦略の策定や実行に関与したり、影響をあたえていることに配慮していなかったためだ。
分析型戦略論の問題点を補うものとして、進化論的アプローチ、組織論的アプローチが生まれ、1980年代初頭にエクセレントカンパニー理論が台頭した。
1980年代半ば以降、プロセス型戦略論として展開されて行く。
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