技術を習得する場合には、各試行ごとに反応結果がどうかを正確に知ることが技能上達に欠かせない。各試行ごとに結果の情報(フィードバック)を与えると成績は向上するが、与えないといつまでも上達しない。
また、フィードバックの内容によっても学習の上達度は異なる。反応の結果と目標のズレを質的に知らせるよりは、量的に知らせる方が効果は大きい。たとえばボールを100m投げる練習で、目標に達した時のみ「ヨシ」といい、それ以外は「ダメ」というよりは、投げるたびごとに目標より何メートル外れているかを具体的にフィードバックし教える方が、上達ははるかに速い。
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