今マッキンゼーをつくった男 マービン・バウワーを読んでいます。
1956年ロイヤル・ダッチ・シェル経営改革で、マッキンゼーが経験した内容を面白く読んでいたのですが、その中でマービンの失敗に衝撃を受けました。
米国式経営の代名詞ともいえる「CEO」を、シェルにも適用したが、それはうまく行かず、CEOの役割を果たすグループを立てる事によって、統一性と効率化の両立に成功し、1995年にはマービン自身が、個人のCEOよりもグループの方がメリットが大きいと、提唱しているというのです。
「経営のプロフェッショナルが、個人でCEOの任に付く事で、経営が円滑に進む」と密かに信じていた自分としては衝撃的で、自分の考えが50年前のものだった事もショックでした。
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