作業スペースで流れているのは、放送大学以外にNHKが多いです。
先日、NHKスペシャルで放送された「魔性の難問~リーマン予想・天才たちの闘い」にはとても興奮しました。
人が頑張っている姿には感動するものがありますが、何世代にも渡って取り組まれてきた研究課題の歴史と、その可能性には、より深い感動があります。
個人的には、素数の「ゼロ点の間隔」を表す式と「原子核のエネルギーの間隔」を表す式との類似性に、特に興奮して、物理を超えたところにある数学上の法則が、まだ実体化していない原子核で構成された、未来の宇宙の姿を暗示しているようで、想い馳せました。
今生きている事で、未来の世代が担う世界を見れない現実は、損をしたような気にさせますが、こういう番組がそういった不満を和らげてくれますし、何世代にも渡る取り組みが無ければ、どんなに先の未来でも、狩猟生活に留まっている可能性だってあります。
日常からかけ離れた、果てしない世界の出来事のようにも思えますが、気付かないだけで、その真理は個人と密接に結びついたものだからこそ、深い感動を与えてくれるのかも知れません。
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