「温暖化」がカネになるを読み終わりました。
CDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトが、発展途上国の環境問題を経済の力で解決しているように、日本の地方にも恩恵をもたらすのではないかと考えていて、CDMプロジェクトの良いヒントがある事を期待して購入したのですが、この本の内容はタイトルと違って、お金にガッツクものではありませんでした。
温暖化について、主だったデータを取り上げ、体系的に説明されている良い本です。排出権取引の最前線で仕事をしている、当事者でしか知りえない話などはなかなか面白かったです。
このタイトルとブラックなカバーは、温暖化が経済の論理に組み込まれ、人口増加権も売買される事が現実味を帯びて来た世界への、筆者による皮肉なのでしょう。
CDMプロジェクトに関する良いサイトがありました。
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